ザンビア出張報告


ザンビア出張報告1

6月24日(金)から30日(木)まで、WTO・LDC閣僚会合に参加するた め、ザンビアに出張してまいりました。

現在、WTO(世界貿易機関)発足後の貿易ルールに関する交渉(本交渉は、交 渉が開始された閣僚会議が開催された地名にちなんで「ドーハ開発アジェンダ」と 呼ばれています。)が行われていますが、本会合は、その一環として、LDC(後 発途上開発国)諸国の意見を取りまとめるため、ザンビアが主催して開催されたも のです。我が国は、先進国の一員としてオブザーバー参加しました。本会合は、世 界三大瀑布の一つであるビクトリアの滝のある景勝地リビングストーンで開催さ れ、51か国・地域及び国際機関から約200人が参加しました。

26日(日)のLDC諸国のみの閣僚会合において「リビングストーン宣言」が 公表されたのを受け、27日(月)には、我が国を含む先進国や先進途上国、国際 機関のオブザーバー参加を含めた閣僚会合が開催されました。この中において、私 から、「ドーハ開発アジェンダ」において我が国が「開発」を最重視する旨を改め て表明するとともに、アフリカ諸国のニーズを踏まえたWTO協定の実施のための 人造りへの協力やアフリカ諸国の貿易振興のための協力を行うプロジェクトについ て資料を配付して提案いたしました。このようにアフリカ諸国を対象とした協力に 関して具体的提案を行ったのは我が国のみであり、複数の参加国から謝意が表明さ れました。

ザンビア出張報告2

また、私は、ムワペ ザンビア副大統領を表敬するとともに、スパチャイWTO事 務局長、パテル ザンビア貿易・商業・産業大臣、ディオップ セネガル商業大臣と それぞれ個別会談を行いました。

さらに、夕食会等の場において、参加した閣僚の皆さんと親密に知り合うことが できました。やはり、対面での人と人の付き合いが国と国との信頼関係を築く上で つくづく大切と痛感させられました。

迫力あるビクトリアの滝、美しく豊かなザンベジ川の流れ、象などの野生の動物 たちといったアフリカの大自然に直に触れることもでき、私自身も新たに元気を与 えられた気がしました。

パテル大臣を始めザンビア政府の温かいおもてなしに心から感謝するととも に、LDC諸国の立場も尊重しつつ、引き続き、WTO交渉の成功に尽力してまい ります。

ザンビア出張報告4

なお、ザンビアへ向かう途中、英国のテムズ川河口近くのグレーブセンドの中心 市街地を視察いたしました。
ここは、80年代から90年代にかけて、いわゆる 「ドーナツ化現象」が進み、また、近傍への大型ショッピングセンターの進出によ り、打撃を受けたところ、商店街の中の既存大型店や歴史ある街並み等を活かしつ つ、見事、中心市街地の活性化に成功している所でした。
たまたま当日は、子供 フェアを実施していたこともあり、子供連れの家族を中心に相当な賑わいを見せて いました。
御案内下さったタウンマネージャーのサンガ氏がおっしゃっていたよう な、街の「売り」を活かしたビジョンを策定し、それを熱意とねばり強さを持って 実現するといったやり方は、中心市街地の活性化を喫緊の課題とする我が国として も大いに参考にされるべきものと考えました。


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