9年ぶりの両院協議会

 

 9月25日に総理大臣指名選挙が行われ、衆議院では自民党の福田康夫衆議院議員、参議院では野党が議席の 過半数を占めているため民主党の小沢一郎衆議院議員が指名され、憲法の規定により福田康夫衆議院議員が 第91代内閣総理大臣に指名されました。

 

 日本国憲法第67条第2項は、「衆議院と参議院とが異なった(総理大臣の)指名の議決をした場合に、法律の定める ところにより、両議院の協議会を開いても意見が一致しない時、又は衆議院が指名の議決をした後、国会休会中の 期間を除いて十日以内に、参議院が、指名の議決をしないときは、衆議院の議決を国会の議決とする」と定めています。

 

常任委員長室

いつもは常任委員長室のこの部屋が…

 

両院協議室

この日は両院協議室に

 

 今回は、衆議院と参議院の議決が異なったため、両議院の協議会を開くことになりました。それが両院協議会で、 私はその両院協議会の協議委員10名の1人に河野衆議院議長から指名を受け、協議委員による互選により協議委員 副議長に選ばれました。そして参議院側の協議委員10名と両院協議会に臨み、まずくじ引きにより両院協議会の議長に 衆議院側の協議委員議長である笹川尭議院運営委員長が選ばれました。その後各議院から議決の趣旨説明が行われ、 衆議院は私が説明いたしました。趣旨説明を受け、協議が行われ、その後採決が行われました。両院協議会での協議、 採決は、3分の2以上の賛成が必要で、各議院の代表はそれぞれの議決に賛成した側、今回で言えば衆議院が自民・ 公明の与党、参議院は民主党を中心とした野党の議員によって構成されているため、両院協議会の3分の2以上となる 13人の賛成を得ることはまず不可能です。今回も当然成案は得られず、結局両院協議会は物別れに終わりました。

 

 両院協議会で意見が一致しなかったので、憲法67条第2項の規定により衆議院の議決が国会の議決となり、福田康夫 衆議院議員が第91代内閣総理大臣に指名されました。このように衆議院の採決が参議院の採決よりも重視される仕組みを 「衆議院の優越」と言います。

 

衆議院側の議長副議長を互選してます

衆議院側の議長副議長を互選してます

 

両院協議会直前

両院協議会直前

 

2007年9月27日

 

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